KAKERA
東京で見つけた盛岡のカケラ
吉田パン
(よしだぱん / パン屋 / 葛飾区)
盛岡の「福田パン」と同じスタイルのパン屋。
2013年に開いたコッペパン専門店が「吉田パン」だ。広告業を営んでいた店主の吉田知史さんは、盛岡で生まれ育った義理の弟に「盛岡の味だよ、よかったら食べてみて。」と紹介され、福田パンのあんバターサンドと出会う。福田パンは、1948年に創業。盛岡では給食や学校の購買でもおなじみの老舗のパン屋さんだ。
福田パンは県外への出店は行っていなかったが、吉田さんの情熱が伝わり、のれんわけという形ではなく直接教わり「吉田パン」として店を構えることになった。
福田パンよりも少し小ぶりなのが特徴で、定番のあんマーガリンの他、季節限定メニューも多くある。注文スタイルも福田パンと同じスタイル。
常に30種類ほどの具材があり、色々な具材の組合せを楽しむことができるのも魅力の1つ。組合せ次第で自分だけのコッペパンができ、新しい味を探すことができる。
「福田パンが盛岡のソウルフードであるように、吉田パンも地元のお客さまに喜ばれるソウルフードになっていけたら。」と吉田さん。やさしいコッペパンの味が盛岡と東京をつなぐ。
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